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よくある質問 第5回 (本間)

15.倒れている人が『けいれん』している場合の対応について教えてください

心停止の直後にも、けいれんが見られることがあります。

この場合、けいれんは直ぐに治まります。けいれんが治まった後、反応がなく正常な呼吸がないと思えば、心停止と判断し胸骨圧迫を開始してください。

16.胸骨圧迫で骨が折れることはないですか?

胸骨圧迫により肋骨が折れてしまうことはありますが、救命が最優先です。

骨折を恐れて胸骨圧迫をしなかったり、力を加減したりすると、その人を助けることはできません。

力強く胸骨圧迫を行ってください。

女性なら全体重をかけるくらいの力で、かなり強く押します。

また、胸の真ん中にある胸骨を押すと、骨折の可能性は減ると言われています。

17.AEDは子供の心停止にも使えますか?

AEDには、対象となる年齢の制限はありません。

 

子供であっても心停止と判断した時は、直ちにAEDを使用して下さい。AEDには「子供専用」のパットや切り替えの機能がありますので、小学生未満の子供には「小児用」に切り替えて使用します。

小児用パットや切り替え機能がない場合、その方法がわからない場合には大人と同様に対応してください。

18.AEDを女性に使用する場合、下着や胸の露出への配慮はどうすればいいですか?

AEDのパットを張った後に、上から上着やタオルなどを掛けてください。

重要なことは、電気ショックの時間を遅らせないことですので、そのことを忘れずに、可能な範囲で倒れている人に配慮してあげてください。

19.倒れている人や現場が濡れている場合、AEDは使えますか?

胸のパットを張る位置が濡れている場合、体表でショートしてしまい、心臓に十分な電流が届かない危険性がありますので、パットを張る部分とその周辺の水分はタオルでふき取るようにしてください。

 

なお、地面が濡れていても、周囲の人が感電してします危険はありません。

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